履歴書の書き方と志望動機

履歴書で大切な部分とは

履歴書を書いたことがない人は，若者の中ではほとんどいないかもしれません。学生でもアルバイトが許されていれば，面接の際に必ず履歴書を持っていきます。また就職活動中の学生であれば，非常にたくさんの履歴書を書いているかもしれません。

この履歴書は何のために書くのでしょうか。相手は初対面ですので，面接者のことを全く知りません。それで履歴書を書いてもらうことで，面接者がどんな人なのか，どんな経歴を持った人なのかを知ることができるのです。もちろん，履歴書に書いたからといって，面接者の全てが分かるわけではありません。とはいえ履歴書は，面接者のいわば分身のような存在だと言えます。

この履歴書の中で大切な部分はどこでしょうか。それは志望動機に関する記述です。志望動機が大切なのはなぜでしょうか。会社が知りたいのは，なぜ面接者がこの仕事をしたいと思ったか，つまり志望動機なのです。履歴書の中で，志望動機は右下に書くことが多いため，志望動機の欄を空白にすることがあるかもしれません。しかしこの志望動機を記入するかどうかが，採用に大きく影響していると言っても過言ではないのです。志望動機は，面接者の本当の気持ちを表しているのです。志望動機を記入しないということは，「何も考えていない」と言っているのと同じです。志望動機がない人をわざわざ採用する会社はほとんどないでしょう。